壊れていく母
どんどん自分の世界を作っていくように高齢の母は、なっていきました。
父が亡くなり早や12年・・・
母は夢の中を漂っているようです。
1年前に比べて、事を理解する能力の衰えが著しいです。
もう普通の会話ができなくなってきてます。
不思議な事です。
壊れているのか、別の世界を構築しているのか?
それに対し愛してる母の時代の終わりを感じて嘆くのか、
私を新しい世界にいざなっている事にのってあげるか・・・
私は後者を選ぶことにしました。
やがて、尽きる命・・・そんなに遠くない・・・
どれだけの苦労と我慢を重ね、私たちの側にいて守ってくれた母・・・
心から愛してくれた母・・・
もう暫く、あなたの世界に付き合ってみます。